制作の流れ|パッケージ3DCG

パッケージ3DCGができるまで|ラベルのデータから商品画像に仕上げる制作工程

パッケージの3DCGは、どんな手順で作られているのか。ラベルのデータをお預かりしてから、商品画像として納品するまでの流れを、シャンプーボトルを例に、制作途中の画像で順を追ってご紹介します。

STEP 01 — お預かりするもの

ラベル・展開図の入稿データ

シャンプーボトルのラベルの平面データ
印刷用のデータ(ai/pdf)を、そのままお送りください。ロゴ・文字・表示の位置は、このデータどおりに立体へ写します。容器の寸法図や写真があれば、あわせてお送りください。

STEP 02 — 形をつくる

容器を立体にする(モデリング)

色と質感をつける前の、白い模型の状態のボトル
寸法や写真をもとに、ボトル・ポンプ・キャップを部品ごとに作ります。色も質感もない、白い模型の状態。ここで形とプロポーションを固めます。

STEP 03 — ラベルと質感

ラベルを巻き、素材を設定する

ラベルと質感をつけ、ライトを組む前のボトル
平面のラベルを、ボトルの曲面に歪まないように巻き付けます。樹脂の透け感、中身の色、ラベルの印刷や箔も、素材ごとに設定。ただ、光を組む前はまだ平板で、商品写真には見えません。

STEP 04 — 光を組む

撮影スタジオと同じように、ライトを置く

ライトと反射板を組んだ後のボトル
ライトと反射板を配置して、ボトルの縁や箔に光を入れます。透明な容器の丸みと艶は、この工程で生まれます(STEP 03 との違いは、下で見比べられます)。

STEP 05 — 仕上げ・納品

書き出して、商品画像に仕上げる

完成したシャンプーボトルの商品画像
カメラの角度と背景のトーンを決めて書き出し、仕上げて完成です。まず確認画像をご提出し、修正を反映してから納品します。
01 — 光の前と後

同じボトルでも、光の組み方でここまで変わる。

STEP 03 と STEP 04 を、同じカメラで比べたものです。形もラベルも同じですが、光を入れると、ボトルの縁に細い光が走り、樹脂の透け感とラベルの箔の艶が出てきます。

撮影では、反射や映り込みを整えるのに手間がかかります。3DCGなら、ライトの位置や強さをあとから何度でも変えられます。

この光は、独自に開発したライティングシステムで組んでいます。撮影スタジオで定番の光の配置(商品を照らすメインの光、影をやわらげる補助の光、輪郭を引き立てる光、ボトルに縦のハイライトを入れる細長い反射板など)を、商品の大きさに合わせて自動で組み上げる仕組みです。毎回同じ品質の光から始められるので、色違いや別の商品も、同じ光でそろえられます。

左右にドラッグして、光を組む前と後を比べられます。
ライトなし
ライトあり
左右にドラッグして、光を組む前と後を比べられます。
02 — 同じ形で展開する

一度つくったボトルは、色違いにも、別の商品にも使える。

一度モデルができれば、形・カメラ・ライトはそのままに、ラベルとボトルの色を差し替えるだけで書き出せます。発売前にカラーバリエーションを並べて見比べたり、同じボトルを使う別の商品(シャンプーとコンディショナー、香り違い、新商品など)の画像をつくったり。角度も光もそろうので、並べたときにシリーズとしての統一感が出ます。

形が同じで印刷だけ違うもの(色違い・フレーバー違い・同じ容器の別商品・多言語版など)は、制作済みのモデルを流用する「リピート」(1点 ¥20,000・税別)でお受けしています。

同じモデル・同じカメラ・同じ照明で、ラベルとボトルの色だけを替えた3本。
同じモデル・同じカメラ・同じ照明で、ラベルとボトルの色だけを替えた3本。
03 — ほかの素材でも

ガラス、金属、マット。素材が変わっても、流れは同じ。

香水瓶のガラス、中身の液体、バーム缶の金属、サプリメントボトルのマットな樹脂。素材ごとに光り方を設定するだけで、工程はシャンプーボトルと変わりません。

香水瓶。ガラスの厚みと、青い液体の透け方。
香水瓶。ガラスの厚みと、青い液体の透け方。
カットガラスの香水瓶。面ごとの屈折と、床に落ちる色の光。
カットガラスの香水瓶。面ごとの屈折と、床に落ちる色の光。
サプリメントのボトル。マットな樹脂と、葉の影を落とした背景。
サプリメントのボトル。マットな樹脂と、葉の影を落とした背景。
バームの缶。マットな黒と、コンクリートの床。
バームの缶。マットな黒と、コンクリートの床。
04 — ご依頼の流れ

お送りいただくのは、入稿データだけ。

納品は画像のみで、3Dデータの納品はいたしません。制作したモデルはこちらで保管しますので、あとから色違いや別アングルが必要になったときも、作り直さずに対応できます。

内容目安
1展開図・ラベルの入稿データ(ai/pdf)をお送りいただく—
2確認画像のご提出約1週間
3修正(2回まで料金に含みます)—
4納品(高解像度PNG/JPG・3アングル)—

※ 日数は受注状況や形状によって前後します。

撮影では実現できなかったこと
  • 現物がなくても、ラベルのデータから商品画像を作れる。
  • 透明なボトルやガラス瓶の反射・映り込みを、光ごと何度でも調整できる。
  • 色違いや、同じボトルを使った別の商品も、同じ角度・同じ光でそろえられる。
  • ロゴや文字はラベルのデータをそのまま使うため、細部までデータどおり。
プロジェクト情報
制作区分
自主制作(制作の流れの説明用)
制作物
シャンプーボトル(ほか香水瓶・サプリメントボトル・バーム缶)
制作内容
3DCGモデリング・UV展開・マテリアル・ライティング・レンダリング・仕上げ
書き出し
1080px角(ご依頼時は4K)
使用ツール
BlenderPhotoshop

展開図やラベルのデータがあれば、まず1点を無料で。

実績として公開させていただける場合、初回1点を無料で制作します(1社1回・1点まで。箱・ボトル・パウチなど定型の形)。お手元の入稿データを、そのままお送りください。

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